Saturday, March 29, 2008

Balthus




Balthus (バルテュス)
本名は、Balthasar Klossowski de Rola。
1908年2月29日生まれ、2001年2月18日没。
バルテュスについてはブログにポストしようとする度に何をどう書いてよいのやら分からなくなってしまい、避けに避けてきたのだけど、とりあえず猫の登場する作品を3つばかしポストしておくことにした。

1枚目の 『地中海の猫 "Le Chat de la Méditerranée"』 は1949年の作品で、ボクはこの作品がとても大好きなのだが、short hopeというブログで、GS に掲載された浅田彰、伊藤俊治、植島啓司、四方田犬彦の4人による座談会の抜粋を読んで、もしかして浅田彰の発言の影響を知 らないうちに受けて好きになっていたのではないかというとても恥ずかしい疑念が湧いてきた。
いやしかし、GS を古本屋でまとめ買いしたのはこの作品を見たずっと後だったはずだ、でも、見たのは先かもしれないけど好きになったのはあの発言を読んだ せいなんじゃない?というどうでもいいような葛藤がしばらく続いたのだけど、いくら考えても決着が付くでもないので、影響は無いという都合のいい判定を下 すことにした。
該当の部分を short hope の 「楽しい知識」 というエントリから引用させて頂こう。

浅田: 略)でも、そう言えば、ああいう通俗童話的なものへの感覚って面白いね。僕はあれが好きなんだけどね。ほら、『地中海の猫』っていう…。
四方田: ああ、レストランの…。
浅田: 猫の顔をした男がいて、虹から魚がビューッと……。
四方田: 猫が望めば魚が飛び込む、という快楽原則モロダシの絵。伊勢エビくらいデカイエビがあって…。今回は来ていないんじゃない?
浅田: 来ていない。
四方田: あれ好きだね、確かに。
浅田: あれ、いい。伊勢エビがホントおいしそうなの。

2枚目は1938年の 『夢みるテレーズ "Thérèse Rêvant"』 という作品で、バルテュスの作品の中では比較的目にする機会の多いものなんじゃないだろうか。
以上の二つの作品はバルテュスがもっとも油の乗っていた時期に描かれた作品なのだけど、最後の 『鏡と猫 3 "Le chat au miroir III"』 という作品は、1989年から1994年にかけて制作されたもので、晩年の傑作といっていいだろう。
『夢みるテレーズ "Thérèse Rêvant"』 からは幾分危険な匂いがしなくも無いが、比較的おとなしめの作品のポストになった。
危険なイマージュについては機会があればそのうちに。

Balthus
Wikipedia
Balthus

Linda Sutton





Linda Sutton (リンダ・サットン)
1947年12月14日イングランド (England) 東部のエセックス (Essex) の海辺に位置するサウスエンドオンシー (Southend-on-Sea) 生まれ、現在はロンドン (London) で創作活動をしている。
painting、drawing。
描かれた女性の周りには必ず動物や鳥がいて、特にネコ目に属するトラやライオン、ヒョウなどが多い。
素直に男のメタファと考えていいものなのかどうかは分からないが、そんなに一生懸命考える気も無いので、そういうことにしておきたい。
しかし、どんな動物や人に囲まれていようとも女性はとても孤独に見えるのだが、これは気のせいかな。

ポストしたのは "Portrait of Angela Gheorghiu"、"Whitechapel 1888"、"Waiting for the Barbarians"、"Family in Pompeii" の4点。

Linda Sutton M.A. (R.C.A.)
Wikipedia
LINDA SUTTON @ Piers Feetham Gallery

Volodia Popov-Massiaguine


1961年9月26日ロシア(Russia)のタンボフ州 (Тамбовская область、Tambov Oblast) ミチュリンスク(Мичуринск、Michurinsk、ミチューリンスク)生まれ。
現在はパリ (Paris) 在住。

ポストした "Flora with the cat" という作品は、この前にポストした石川寅治 (Toraji Ishikawa) の 「つれぐ "leisure time"」 と 「鈴の音 "sound of a bell"」が、発想のもとになっていると思われる。
こういう繋がりに気が付いた時は、ただそれだけで嬉しい。

Education:
1972-1976 Children's Art Shool, Michurinsk
1976-1980 Abramtsev Industrial Design College honor Vacnetsovo
1980-1988 Art Industrial Academy honor Mukhina, St.Petersburg, Department of Monumental Art

Volodia Popov - Painting | Живопись - Володя Попов
Galerie Noordeinde

石川寅治 (Toraji Ishikawa)




石川寅治 (Toraji Ishikawa)
1875 (明治8) 年高知県高知市に生まれ。
油絵、水彩画、素描、木版画、彫刻。
1891年に上京し、小山正太郎の私画塾 「不同舎」 へ入塾。
その後、1900年のパリ万博に作品を出品、1902年から1904年にかけアメリカ及び欧州へ留学し、各地で作品を発表するなど、日本国内にとどまらない旺盛な創作意欲、活動意欲をみせる。
帰国後は、活躍を文展、帝展といった官展に絞り作品を出品、展示会の委員、審査員を務める。
1938年には、海軍省嘱託として中国の上海や南京、安慶へと派遣されたり、太平洋戦争中は南方方面へと派遣され、戦地を記録デッサンしたり、絵画として描いくこともした。
戦後、1947年には、所属していた太平洋画会を脱会して示現会を結成し代表となる。
また、1949年から5年間にわたり東京教育大学講師を勤めた。
石川寅治の明治末期から大正時代にかけての作品は、裸婦画や美人画といったさまざまなスタイルの女性像が多く描かれていたが、後期になると日本の各地の風景へとモチーフが変化。
画風については素人なので詳しく分からないが、初期の脂派の暗い色調から印象派風の明るい色調へ変わった、ということの様だ。
石川寅治の作品で初めて見たのはポストした作品も含まれてる1934年に制作された木版画の 「裸女十種」 というシリーズの 「浴室にて」 と 「鈴の音」 という非常肉感的な裸婦画。
強く印象に残っていたので、その後何度か検索をし、「裸女十種」 シリーズの他の作品も発見した。
このシリーズの中では 「ブリューインコ "blue cacatoo"」 という作品がタイトルも含め大好きなのだが、今回は、赤いラグの上に座った犬と戯れる裸婦と7枚の雀牌という奇妙な取り合わせの 「鈴の音 "sound of a bell"」、ラウンドの赤いラグの上で美人画を眺める裸婦を描いた 「つれぐ (で合っているのだろうか?) "leisure time"」、ベッドに座った裸婦に身を寄せ甘えている黒猫を描いた 「黒い猫 "black cat"」 の3点をポスト。

Toraji Ishikawa: Toraji Ishikawa Print Gallery and Biography from Castle Fine Arts
Archiv der Kunstauktionen nach Künstler
Ishikawa Toraji pictures from art photos on webshots
JapanesePrintAuction.com - Japanese Woodblock Prints by the masters of Ukiyo-e
石川寅治展

_Mack_


ロシア (Russia)のモスクワ(Москва、Moscow)在住。
portrait、landscape、cityscape など。

_Mack_

Viktar Strybuk


ベラルーシ (Belarus) ホメリ州 (Belarusian: Го́мельская во́бласць; translit.: Homel'skaya Voblasts; Russian: Го́мельская о́бласть; translit.: Gomel'skaya Oblast、Homiel Voblast、Gomel Oblast、ゴメリ) スヴェトロゴルスク市 (Belarusian: Светлаго́рск、Russian: Светлого́рск、Svetlogorsk) 在住。
よくこの作品に気が付いたぞ俺様偉い、とずっと思っていたのだけど、Wikipediaで、ベラルーシ南東部のゴメリ州はチェルノブイリ原発事故による汚染が最もひどい地域である、というのを読んで一気にブルーになった。

фото.сайт | photosight.ru

Andrea Massari


Andrea Massari (アンドレア・マッサリ)
1974年1月31日ローマ Rome 生まれ、幼少期をブラジルBrazilのSao Pauloで過ごす。
Fashion、Advertising、Editorial Photography。
Mirò、Matisse、Picasso、Lichteinstein そして Pollock といった芸術家に魅せられ、ジャンルー・シーフ (Jeanloup Sieff) やリチャード・アベドン (Richard Avedon) といった偉大な写真家からは多大な影響を受けているとのこと。

Andrea Massari

丹地 陽子 (Yoko Tanji)





丹地 陽子 (Yoko Tanji)
東京在住のイラストレーター。
書籍の挿画を中心に活動中。
今思えば、丹地陽子の作品で一番最初に目にしたのは、書店で見かけたヨースタイン・ゴルデルの 『サーカス団長の娘』 (NHK出版) の表紙イラストだったということになるのかもしれない。
しかし、私は 『サーカス団長の娘』 を購入することが無かったので、他の邦人イラストレーターの link list から丹地陽子のサイトへ辿り着いて、とりあえず検索をした時に初めて、ああ、見たことがある、あの表紙の人かとなった訳だ。
こういった、それとは知らずに作品を目にしていたという出来事は、邦人アーティストをブログにポストする様になってからかなり増えた。
CD を購入する際にジャケットからそのアルバムの音を想像して購入することがあり、この行為を指してジャケ買いといっている事はよく知られている。
しかしこの様な行為は CD を購入する時にだけ起こるものではなく、書籍を購入する場合にも同様なことをしている人は多い。
例えば、「丹地陽子 表紙」 で検索してこの様なコメントを見付けた。

"丹地陽子は最近のヒットです。表紙の表側を見た瞬間、読むべモードに入りました。・・・"

これは Amazon のリストマニア 「表紙がよくて読んだ本」 にリストされていたデイヴィッド・アーモンドの 『ヘヴン・アイズ 』 を購入した方のコメントなのだけど、これは丹地陽子のイラストにその内容を想像させる力があり、思わず手にとってしまう魅力があるからだ。
薄く淡い色彩を積み重ねることでそこから何かを想像することが出来る豊かなテクスチャが現れからこそこういった魅力が出てくるのだろう。

猫好きでもある丹地陽子が描いた猫の登場する作品を4点ポスト。

Education:
東京芸術大学美術学部卒。

pkb

Thursday, March 27, 2008

Suad Al-Attar



1942年イラク (Iraq) 生まれ。
1976年に夫と子供たちと共にバグダッド (Baghdad) を離れロンドン (London) へ移住。
生まれ育った地を離れた Suad Al-Attar は、祖国への限りない憧れと祖国から離れることで得た自由の間でバランスを取っていたそうなのだが、1970年代の終わり頃にイラクがサダム・フセインの独裁政治化に置かれると、祖国と自分との関係について改めて問い直し、中東の芸術の伝統などと向き合うことで個人的な視覚言語とでもいうものを得ることができた、とのこと。

ポストした作品は、1枚目が1996年の作品 "Her Happiness was but a Dream"、2枚目は "Spirit from the Past" というタイトルの1999年の作品。

Wikipedia
Bridgeman Art On Demand

釣巻 和 (Tsurimaki Nodoka)




釣巻 和 (Tsurimaki Nodoka)
漫画家、イラストレーター。
サイトで見ることができる作品に限って言えば、ポストした作品のように青を基調とした作品やポイントとして使用した作品が多い。
うだるような暑さの感じられる夏の青さというよりも、梅雨の間に訪れたひと時の晴れ間の様にどこか懐かしい匂いのする青さ。
この懐かしい青さは、童話や児童文学などを読んでいるときに時折感じられるものともよく似ている。
実際、釣巻和は新潮社の新潮デジコミ com2というサイトで 「童話迷宮」 というカラー漫画を連載中。
また、月刊COMICリュウでは 『くおんの森』 というマンガの連載も持っている。
実を言うとどちらの作品も未だに読んではいないのだが、月刊アフタヌーンだけはダラダラと買い続けているので、2007年10月号に掲載された 「家族の食卓」 という短編だけは読んだ。
『ヒストリエ』 が掲載されていれば、おっ、今月は当たりじゃん、と考えてしまう不届きものなので、アフタヌーンに掲載されているマンガをすべて読んでいるわけではない。
『ヒストリエ』 の他には 『爆音列島』 と 『大きく振りかぶって』、『蟲師』 などは時間をかけて読むが、それ以外は斜め読みか、最初っから目を通さ無いことがほとんどで、年に一度か二度くらい、すべての作品を読んでみることがある。
そんな訳で、「家族の食卓」 が掲載されていたことにも気付かずにいた。
雑誌は半年分くらい溜まったらまとめて捨てているので、検索して「 家族の食卓」 が掲載されていたって事を見つけなかったら、そのまま雑誌を捨てていただろう。
あぶない、あぶない。
で、先程読んだのだが(すみません^^;)、オフィシャルサイトでも読めるマンガがあるのだけど、それともかなり雰囲気が違っていていた。

「あるひとつの
ありふれた家族の
一日である」
と始まるだけあって、10ページまでは普通の家族の忙しない一日の始まりが描かれていく(様に見える)。
いたって平凡な朝、家族そろっての朝食、急いで学校へ登校を始める子供たち。
学校へ向かう長女たちふたりの少女の前に元気に駆けてきた少年が現れる。
どうやら顔見知りのようで、少女たちと会話を交わした後、少年は足早に走り去って行く。
この少年は8ページ目の冒頭に登場し、9ページ目の終わりには退場するのだが、ここで少年がしている首輪に気付かないと、この少年が走り去った後に現れる飼い犬を探しているという少年と少女たちの会話の終わり頃、少年が取り出して少女たちに見せる引き千切られた鎖への違和感を感じ損なうことになる。
つまり物語の変化へのさり気無い呼び水となっているのだ。
そして、走り去った少年と入れ替わるように飼い犬を探している少年が登場する。
総ページ数36ページの内の4分の1以上を使って積み上げられ一見平凡に進行しているかの様にみえた物語がツイストを始めるのはこの少年の退場後、11ページ目に入ってからのことである。
以下略。
という訳で、日常に潜んでいるストレンジャーをコミカルに歯切れよく描いた「家族の食卓」にはなかなか楽しませて頂いた。

まず、イラストレーターとして認識していたので、そのつもりで文を書き始めたのだけど、検索しているうちに、おや、漫画家なのか?と遅ればせながらに気が付いたので、変な構成になっしまった。
尚、今月号のアフタヌーンは久しぶりに頭から順に読んだのでその感想も長々と書いていたのだけど、長々となりすぎて、しかも批判が多くなってしまったので、力作だが割愛することにした。
時間かかっただけに残念。

雨花
釣巻和 - 電子書籍はeBookJapan
COM2ウェブ編集局 デジコミ新潮コム・コム公式コミュニティ powered by マンガ読もっ!

Alexander Demidov




Alexander Demidov (アレキサンダー・デミドフ)
1965年ベラルーシ (Belarus) のミンスク (Minsk) 生まれ。
painter。
東欧の童話の挿絵だとか絵本的な雰囲気がある。

1984 Graduated from the Minsk College of Art
1995 Graduated from the Belarusian State Academy of Art
1996 Became a member of the Belarusian Union of Artists

Alexander Demidov
Fine Art Gallery Aggie Hendrikx
Picasso Gallery of Art Custom Framing - Alexander Demidov

Monday, March 24, 2008

Chris King




Chris King (クリス・キング)
イングランド北部で生まれ、イングランド北部北ヨークシャーの保養地として知られる海辺の町スカーバラ (Scarborough) で育つ。
ニューカッスル (Newcastle) のノーサンブリア大学 (University of Northumbria) の Media Production で学位を取得。
専門は、Animation と Character design。
現在はフルタイムのイラストレーターとして活動中。
1枚目って眞鍋かをりがモデルなんでしょうかね。

Chris King Illustration
Illustration: Chris King
ru_illustrators: Крис Кинг! より

Steve Hiett


Steve Hiett (スティーブ・ハイエット)
fashion photographer。
Art Department との契約が終ったみたいで、Steve Hiett の作品をまとめて見られるサイトがなくなってしまった。

D and V Management Ltd と新たにマネージメントの契約をした様なので、URL を追加しておく。といっても、今から作品の使用について問い合わせるので、その返事如何によってはこの追記も無意味になるかもしれないけど。(09.27,08)

D and V Management Ltd
Click, a Celebration of Sight - Steve Hiett: Bougival, 2001

粥川由美子 (Yumiko Kayukawa)




粥川由美子 (Yumiko Kayukawa)
北海道 (Hokkaido) 空知郡 (Sorachi) 奈井江町 (Naie) 生まれ。
現在はワシントン州 (Washington、WA) シアトル (Seattle) 在住。
"I'm From Japan. My Father Is Ninja. My Mother Is Geisha."
多分本当。
元々絵を描いていたそうなのだが、友人を訪ねてシアトルを訪れた際に友人に請われて描いたイラストがまわりに受け、友人が作品を見せた雑誌のアート・ディ レクターがギャラリーを紹介し、2001年の夏に開催された共同作品展示会に作品を出品、そこからキャリアがスタートしたというから面白い。
粥川由美子の作品を見ていると、唐突ではあるが、ぽこちんロックといういにしえの言葉を思い出す。
女性アーティストの作品にこのような言葉は如何なものかと思わなくも無いが、浮かんでくるものは仕方が無い、止められない、止まらないのである。
粥川由美子の作品は、厚い唇の少女が動物や花や昆虫と共にカラフルな色彩で浮世絵のように平板に描かれる。
そこまではいいのだ、そこまでは。
しかし、粥川由美子は作中に描かれたシチュエーションに合わせ日本語を一言書き加える訳だ。
例えば、ポストした作品の 「ウララー」、「スペースタイガー」、「サーカス」 の様に。
この行為によって少女の厚い唇が醸し出す仄かなエロエロ加減が見事に粉砕されてしまうのだ、テッテテキに。
更に、粉砕されるだけならまだしも、書き加えられた一言にはジリジリユルユル頬を緩めてしまうお笑い効果まで加味されているのか、作品を続けて見ていくと、自然、ヘラヘラニヤニヤすることになってしまう。
ここでふと頭に浮かぶのだ、ぽこちんロックと。

おそまつ。

ポストした作品は、"Oo-La-La"、"Space Tiger"、"Circus" の3点。

Yumiko Kayukawa
MySpace
Junglecity.com - 特集・シアトルで活躍する日本人若手アーティスト: 粥川由美子

Nathalie Djurberg


Nathalie Djurberg (ナタリー・ユールベリ)
1978年スウェーデン (Sverige、Sweden) のリセシル (Lysekil) 生まれ。
現在はドイツ (Germany) のベルリン (Berlin) を拠点に活動している。
New Media、Multimedia。
ボクは Nathalie Djurberg の作品をスチールでしか見たことが無いので、NY REPORT の Ayano Matsumae って方の書いた文章を一部引用させてもらうと、「ユーモラスでグロテスクで、子供っぽくてちょっと官能的なクレイメーション(粘土のアニメーション)で知 られ」ているらしい。
クレイアニメってクレイメーションって言われてるんだ、知らなかった。
作品が YouTube に転がっていないか検索してみたのだが、残念ながら見当たらない。

ポストした作品は、2005年に制作されたクレイメーション "Tiger Licking Girl's Butt" の still。
直訳すると、少女のお尻を舐めているトラ。
下品なことを呟きそうなのでコメントは自重します。

Education:
1994-1995 Folkuniversitetet, Basic Art Education, Gothenburg, Sweden
1995-1997 Hovedskous Art School, Gothenburg, Sweden
1997-2002 Malmö Art Academy (Masters degree) Sweden

ZACH FEUER GALLERY - NATHALIE DJURBERG
Artnews.org: Nathalie Djurberg
NY REPORT vol.65 儚く不思議な世界のパッケージ -パフォーマ07 ①

Warwick Saint




Warwick Saint (ワーウィック・セイント)
NY のブルックリン (Brooklyn) 在住。
fashion、portrait、advertising など。
ミュージシャンのportraitを撮影した写真も結構あり、アリシア・キーズ (Alicia Keys) の "The Diary Of Alicia Keys" やアンジー・ストーン (Angie Stone) の "Mahogany Soul" などのアルバムのジャケ写を手がけたのもこの Warwick Saint。

2枚目と3枚目は Mariacarla Boscono。
データは下記の通り。

Magazine: Jalouse US
Issue: July 2001
title: Diamond Dogs
Photographer: Warwick Saint
Model: Mariacarla Boscono

Warwick Saint
MySpace
Mariacarla Boscono

Nicoletta Tomas Caravia





Nicoletta Tomas Caravia (ニコレッタ・トーマス・カラビア、ニコレッタ・トマス・カラビア)
1963年スペイン (Spain) のマドリード (Madrid) 生まれ。
Selftaught Painter とあるので、絵画については独学で学んだ方みたい。
抱擁する恋人たちを描いた "Lovers" というシリーズは、グスタフ・クリムト (Gustav Klimt) の 『接吻 "Der Kuß"』 の果てしなき反復をしている様だ。
ここではそのシリーズはポストせず、翳りゆく陽射しの中に佇む少年や少女を描いたいくつかの作品からふたつ、少女の portrait からひとつ、傷ついた天使の子供たちを描いた作品の中からひとつチョイスした。

タイトルは上から、"veo-veo"、"abriendo los ojos"、"sal ahi"、"angel-7"。

Principal

Enzia Farrell





南カリフォルニアのオレンジ・カウンティ (Orange County、オレンジ郡) にあるハンティントン ビーチ (Huntington Beach) 在住。
特定の場所が背景になっているのかどうか分からないが、闇に覆われた南の国を舞台にした様な世界を背景に、そこに暮らす女性たちの南方的猥雑さを描いたり、ひんやりとした幻想性を感じさせる場面/風景を描いたりしている。

作品を4つポスト。
上から "Pumpkin Head"、"Dog Heaven"、"Surrender"、"Seed"。

Artist Enzia Farrell's Home Page
MySpace

Alex Colville




Alex Colville (アレックス・コルヴィル、アレックス・コルビル)
1920年8月24日カナダのオンタリオ州OntarioトロントToronto生まれ。
magic realist painter。
初期のマジックリアリズム系の画家たち--例えばChristian Schad (クリスチャン・シャド) 辺り--と比べるとちょっと薄味かなという気がしなくもない。

ポストした作品は上から "To Prince Edward Island"、"The Swimming Race"、"Child and Dog"。
3枚目は少年かもしれないが、Boys, be ambiguous ということにしておこう。
女性も少女も登場しないのでポストしないが、"Hound in Field" という作品が好き。

Alex Colville
Wikipedia
Artist Gallery: Alex Colville
Alex Colville - Visual Preview of the Exhibition

Leena Golnik


1946年フィンランド (Finland、Suomi、スオミ) のヘルシンキ (Helsinki) 生まれ、現在はヴァンター (Vantaa) 在住。
Graphic artist。
作中には犬、魚、猫、鳥などが登場することが多く、中でも犬や魚はその頻度が多い。
牧歌的な作品がほとんどなんだけど、一枚だけ満天の星空をバックに胸部に刃物を突き立てられ横たわった女性が描かれている作品がある。
なんでだろ?

Elisa.net

Yke Schotten




Yke Schotten(イケ・ショッテン)
1972年生まれ、オランダのロッテルダム (Rotterdam) 在住。
Artist 兼 illustrator。
comics や graphic novels からインスピレーションを得て作品を制作することが多いそうだ。
幻想的な世界を構築するにはどこか過剰なものが必要になってくるが、Yke Schotten はそういった世界を描く場合にも余計な情報を排したシンプルで明確なラインで描くので、そのチグハグさが見ていて面白い。

ykeschotten