Friday, October 31, 2008

Jolanda Olie


Jolanda Olie (ジョランダ・オーリー)
オランダ (Nederland、Holland、Netherlands) のユトレヒト (Utrecht、Ütrecht) 在住の画家。
元々は子供の絵本のイラストレーターになりたかったらしいのだけど、ある時油絵を発見し、そちらに転向した。ルーツは象徴主義者、19世紀のイラストレーター、そして日本 (現代美術やマンガ、アニメなどかな?) であるらしい。

本当はもっとポップな作品が多いんだけど、気分でちょっとゴスっぽさの感じられる "Porcelain atom bomb" という最近の作品をポスト。

index
tiny melting drops
Cabinodd 2.0

Pandore




Pandore (パンドル)
パリ (Paris) 在住。
ゴブラン映像高等教育学校 (Gobelins L'Ecole de L'Image) でアニメーターとしての勉強をしていた人で、今はイラストを描いたり人形を制作しているみたいなんだけど、情報が探し出せない。

1枚目は赤頭巾がモチーフなんだろうか?

MySpace

Wednesday, October 29, 2008

Chelsea Greene Lewyta





Chelsea Greene Lewyta (チェルシー・グリーン・)
NY 生まれで、現在はブルックリン (Brooklyn) を拠点に活動しているウクライナ系アメリカ人のイラストレーター。
両親の影響で幼い頃からアジアの文化に触れてきたことから、Chelsea Greene Lewyta のモチーフはアジア的なものがその根にある。
ハイスクール時代にはすでにフリーランスで仕事を始めていて、タトゥーデザインなどで小規模ながらクライアントがいたという。
Chelsea Greene Lewyta は現在ブルックリンのプラット・インスティチュート (Pratt Institute) のアートアンドデザイン学部でイラストについて学んでいて、他にもファインアートとシルクスクリーンについても勉強中。

少女の孤独感やエロスを上手く掬い取った絵を描く。描かれた孤独な少女や孤立した少女を見ていて淋しい気分にはなるが、嫌な気分にはならないというところが救われる、かな。
ポストした作品の2枚目は3バージョンあって、少しずつ来ている服が消えてゆき、3枚目ではみんなマッパになる。

Illustration -Children's -Editorial Blog
Chelsea Greene Lewyta
Chelsea Greene Lewyta on the Behance Network

Isabelle Bryer




Isabelle Bryer (イザベル・ブライヤー)
フランス (France) 生まれ。
リヨンの美術学校、そして服飾学校の名門ラ・マルティニエール "La Martiniere" で学ぶ。
1989年 NY へ移住し、次いでLA へ引越し、最初の子供が生まれるまでファッション業界で働いていたが、出産を期に仕事を辞める。
そして、子供が生まれてから取り組み始めた子供の肖像画を描くこと。
創作活動を始めた頃に影響を受けたのは、グスタフ・クリムト (Gustav Klimt)、シュルレアリスム、
バルテュス (Balthus)、フリーダ・カーロ (Frida Kahlo)、アンリ・ルソー (Henri Rousseau) といったアーティスト。

Isabelle Bryer Paintings

Luisa M. Kelle aka cidaq


Luisa M. Kelle aka cidaq (ルイーザ・ケレ、ルイーザ・ケラー)
1985年生まれ。ドイツ最北端の連邦州シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州 (Land Schleswig-Holstein) のシュレースヴィヒ=フレンスブルク郡 (Kreis Schleswig-Flensburg) の街カペルン (Kappeln) 在住。

Favourite artist は、アーサー・ラッカム (Arthur Rackham)、カール・ラーション (Carl Larsson)、アンリ・ド・トゥルーズ=ロートレック (Henri de Toulouse-Lautrec) を初めとする1900年前後に活躍した多くのアーティスト。

"First kiss" というタイトルの作品をポスト。
このイメージもタイトルも非常に可愛らしい。

cidaq on deviantART
Luisa M. Kelle, Luisa M. Kelle, SciFi Fantasy Art

Elya Penzina



Elya Penzina (エリヤ・、イリア・)
ロシア (Росси́я、Rossíja、Russia) のモスクワ (Moscow、Москва) 在住の Semi-professional illustrator、Graphic Artist。
ファンタジーや SF を背景とした作品を中心に描いていて、『不思議の国のアリス』 をモチーフにした作品も描いているが、それはまた今度ということにして、それ以外の中から選んでみた。
1枚目と2枚目は同じような構図をしているのだけど、絵のスタイルが随分異なり、2枚目の方が最近の作風に近い。

ELYAgraphics
ELYAgraphics*
Ms.jpg
Flickr: 8984's Photostream
Elya Penzina | Art Limited

榎 俊幸 (Toshiyuki Enoki)



ℂ榎 俊幸


榎俊幸 (Toshiyuki Enoki)
1961年東京生まれの画家。

グスターヴ・ホルスト (Gustav Holst) の作曲した組曲 『惑星 "The Planets"』 の天体名に着想を得て描かれた神話の神々や西洋の童話をモチーフにした作品などもあるのだが、榎俊幸の手にかかるとその世界が脱西洋化され、東洋的な幽玄さを持つ魔術的な幻想世界となって表れる。
例えば、榎俊幸が何度となく描いているクモザル。ボクは榎俊幸が描いたそのクモザルが大好きなのだが、長い尻尾が特徴的な愛嬌のあるこの猿は、本来中南米の熱帯雨林、密林地帯で群れをなして棲息している。しかし、これが榎俊幸の手にかかると、まるで中国の山奥でひっそりと生きている猿のように見えてくるから面白い。
DESIGN GARDEN 事務局ブログ アートなひとになりたい。というブログのインタビュの中で、クモザルについて質問され、

「ぶらさがってるのとか、しゃがんでいるのとか色々とあるけど、クモザルの「クモ」ってところにあわせると…」
「クモが糸で降りて来る形にあわせると「クモザル」って感じがするでしょ。虫のクモのあのポーズをとらせているんだよ。本来こんなポーズはしないんだけど…」
「尻尾だけでぶらさがる事はあるけども足は上に向かないからね。足も全部さがるし、クモザルは割と大型だから手と尻尾でね、二カ所で必ずぶらさがってるんだよね。」

と、クモザルの生態を理解したうえで、名前の由来になった 「クモ」 の部分のイメージを拡大解釈してデフォルメしていることを告白している。ちなみにこのクモザルの英名は "Spider Monkey (スパイダーモンキー)" である。

他にはカンガルーなども榎俊幸の作品の中では東洋の動物らしく、閑閑とした世界で暮らしているかのようなのだ。


ところで、榎俊幸はブログに 「世界一モテる女」 というエントリがある。その中で 「私が選ぶ絵に描かれた魅力的(モテる)女性像ベスト3」 というものを挙げているので、その部分を引用してみよう。

● 第3位は、ジョン・エヴァレット・ミレー(ミレイ) 「花嫁の付き添い」 。
主役の花嫁では無く、その付き添いの娘を描いている。 花嫁の妹か侍女? なのかも知れない。
この作品は 「オフィーリア」 に比べると、それほど有名ではないのだが熱烈なファンが多い。
● 第2位は、アメデオ・モディリアーニ 「おさげ髪の少女」 。
モディリアーニの画風は癖が強いが、描かれている少女はナイーブ(無垢)そのものと言っていい。
● 第1位は、ヨハネス・フェルメール 「青いターバンの少女 (真珠の耳飾の少女)」
やっぱりそうだろうと思った? これが世界中で最も人気が高いのだよ。 でも、この人には眉毛が無いし、髪の毛も見えないし、ファッションも変だし・・・ トータル変だ!
顔の作りを見ても、これといった 特徴は無いし、漠然とした女性(少女)像でしか無いのである。
だけど魅力的な何かを醸し出しているのだから不思議と言わざるをえない。
あえて言うとするならば、それは “エッセンス” なのだと思う。
人それぞれの固有的特徴を引き算して、誰にでも共通し得る “一瞬の美”の表情を捉えているのだ。

こういったベストについて考えたこともなかったので面白く読んだ。「私が選ぶ」 とあるので、多少主観が入っていると思われるこのベスト3を頭に入れて榎俊幸の描く女性や少女を見ると、新たな発見があるかもしれない。

ということで、『THE WHITE』、『越冬』、『AQUARIUM4』 の三点をポスト。
枯葉の中に半ば埋もれて横たわっている体を縛られた少女 (?) を描いた 『THE WHITE』 は、タイトルと少女が手にした林檎から白雪姫がモチーフであることが分かる。
二枚目の 『越冬』 を見ているとクリムトのことが頭に浮かんでくるので、勝手にクリムトへのオマージュを捧げた作品だと解釈しているのだが、実際にはどうなのだろう。
『AQUARIUM4』 は、所謂エロタコものである。所謂といってもボクが勝手にカテゴリーを作っているだけなのだが。葛飾北斎の 『喜能会之故真通 (きのえのこまつ)』 の中の一作 「蛸と海女」 辺りが始まりだと思われる蛸と女体をモチーフにしたエロタコものも、いずれまとめてみたいと思いながらも放置している。
本当はもう一点、非常に好きな作品があって、その作品もポストする予定でいたのだが、それは別の機会にまわすことにした。

Education:
1986 東京藝術大学卒業・デザイン賞
1988 東京藝術大学大学院修了
1989 東京藝術大学研究生修了

榎俊幸ホームページ
絵ノローグ
絵ノクローム
榎 俊幸

Monday, October 27, 2008

Lukas Kandl






Lukas Kandl (ルカス・)
チェコのプラハ生まれ
後に綺想の帝国とまでに呼ばれることになった時代を作り上げたルドルフ2世やそのルドルフ2世に仕えたジュゼッペ・アルチンボルド (Giuseppe Arcimboldo)、そしてカフカなどが形作ったプラハという都市の気分のようなものにつつまれて育ったと Lukas Kandl は言う。つまり、自分がシュルレアリスムと幻想芸術の間のどこかにある様な作品を描く様になったのはこの街に生まれたからだということなのだろう。

Lukas Kandl の作品では、あの奇妙でユーモラスな生き物の方へ目がいきがちで、女性が主題のものはそういった作品に比べるとブログなどで見かける機会がそれほど多くないのではないかなと思う。ここでは女性が主題の中心になった作品をポストしてみたい。
Lukas Kandl は自分の作り出す芸術について、エロチックな主題、好色、詩、奇談、黒いユーモアといったものが含まれていると言っているが、こうして並べてみるとなんとなく好色化したポール・デルヴォー (Paul Delvaux) が黒いユーモアでもって描いた作品に見えてこないだろうか?

Lukas KANDL - Art Surréaliste - Menu
Ecole des Buttes Chaumont - GILOU
Galerie Utrecht
Lukas Kandl
Cabinodd 2.0

plutonia




plutonia (プルトニア)
カナダ (Canada) のブリティッシュコロンビア州 (British Columbia 、B.C.) ビクトリア (Victoria) 在住のイラストレーター。
こういういろんなものが渾然として境界線が曖昧模糊となった幻想的なイメージは好み。
似ているというのではないけど、山城えりか (Erika Yamashiro) の描く作品などに通じるところがあるんじゃないだろうか。

plutonia on deviantART
Flickr: grmhildr's Photostream

Sunday, October 26, 2008

Fabrizio Riccardi





Fabrizio Riccardi (ファブリツィオ・リッカルディ)
イタリアの画家。
1942年3月18日ローマに生まれ、10歳の時に家族と共にトリノ (Torino) へ引っ越した。
1961年、建築大学に入学するもすぐにドロップアウトしてしまう。そして1966年にアルベルティーナ美術大学 (Liceo Artistico dell'Accademia Albertina) へ入学。この頃には既に結婚してふたりの子供がいたという (ここの翻訳は間違っている可能性大)。
芸術について学ぶため、Fabrizio Riccardi はアメリカ、フランス、スイス、そしてベルギーを旅してまわり、幻想芸術の分野で精力的に活動している批評家からかなりの賞賛を得ることができた。
1975年には Luigi Carluccio 監修による "Il Bestiario di Fabrizio Riccardi" がギャラリー "La mela verde" より出版された。
1980年にはフィレンツェへ移り住み、ルネサンス絵画などに改めて触れることで自身の表現をより豊かなものにしている。

エロティックでユーモアがあり、幻想的でどこか馬鹿馬鹿しさのある、艶笑めいた大人の童話といった趣の作品を描く。
4枚目の乳房が葡萄の房の様になったイメージを描く人って結構いるので (と言っても、手元にそれほど作品があるわけじゃないのだけど)、そのうちまとめて見たい。

fabrizio Riccardi

Bruno Di Maio





Bruno Di Maio (ブルーノ・ディ・マイオ)
1944年リビア系イタリア人の両親のもと、トリポリ (Tripoli) で生まれる。その後トスカーナ (Tuscany) に移り住み、現在もそこを拠点に活動している画家。
ポートレート、エロティックファインアートなど。
神話や古典絵画を下敷きにした感じのエロティックで幻想的な作品が好みかな。

Bruno Di Maio - Pittura Surreale :: Fantastica | Edizioni limitate stampe d'arte Giclée

John Kolbek


John Kolbek (ジョン・)
ペンシルバニア州 (Pennsylvania) ブッシュキル (Bushkill) 在住のアーティスト、イラストレーター、画家。
ヒエロニムス・ボス (Hieronymus Bosch)、マックス エルンスト (Max Ernst)、エド”ビックダディー”ロス (Ed "Big Daddy" Roth)、ロバート・ウィリアムズ (Robert Williams)、ピーテル・ブリューゲル (Pieter Bruegel de Oude、Pieter Brueghel the Elder)、ルネ・マグリット (René Magritte) から影響を受けたとのこと。

"Harvest of the Souls" という作品をポスト。ご覧の通り、コッテリとした作風。

The Artwork of John Kolbek || johnkolbek.com
AlchemyArtist on deviantART

Friday, October 24, 2008

Franciszek Starowieyski 02





Franciszek Starowieyski (フランチシェク・スタロヴェイスキ)
1930年7月8日ポーランド南東部のポトカルパチェ県にあるクロスノ生まれのグラフィックアーティスト、画家、舞台デザイナー。

こちらはカラーの作品を。
文章はそのうち追加予定。

The Art of Poster - Polish posters - Franciszek Starowieyski
Polski Dom Aukcyjny 'SZTUKA'
Polski Dom Aukcyjny 'SZTUKA'
FRANCISZEK STAROWIEYSKI | Sztuka | Galeria Osobliwości ESTE Kraków *** SKLEP ON-LINE

Franciszek Starowieyski 01





Franciszek Starowieyski (フランチシェク・スタロヴェイスキ)
1930年7月8日ポーランド南東部のポトカルパチェ県 (Województwo podkarpackie) クロスノ (Krosno) 生まれ。
グラフィックアーティスト、画家、舞台デザイナー。

ポーランドの画家やイラストレーターの歴史について詳しくはないんだけど、戦争、ファシズム、占領、東西冷戦とシビアな状況に晒され続けたポーランドの歴史ってものの影響が表現活動に関わってきたこの Franciszek Starowieyski (フランチシェク・スタロヴェイスキ) やひとつ年上で2005年亡くなってしまったズジスワフ・ベクシンスキー (Zdzislaw Beksinski)、そして先程ポストした Jan Lebenstein (ヤン・レーベンシュタイン) などの世代が後のポーランドの画家やイラストレーターに与えた影響というものがかなり大きいのではないかと情報をまとめながら感じた。こういったことを知ることができる文献とかあるのだろうか?

そういえば、ポーランドの古いポスターをサムネで一望できるサイトをブクマしていたのに見当たらない。
あのサイト便利だったのになぁ。

Wikipedia
Artists CL: Starowieyski
Flickr: Search
Franciszek Starowieyski -Polish posters

Jan Lebenstein




Jan Lebenstein (ヤン・レーベンシュタイン)
1930年現ベラルーシ共和国 (Рэспу́бліка Белару́сь、Belarus) のブレスト (Брэст (ブレスト)、 Берестя (ベレスチャ)、Берасьце (Běraścě)、Бярэсьце (Bjarėścě)) 生まれのポーランドの画家、グラフィックアーティスト。1999年 5月28日ポーランド南部のマウォポルスカ県 (Województwo małopolskie) の県都クラクフ (Kraków、Krakau、クラカウ) にて死去。

よくよく考えてみれば、国によっては世代的に寓意を込めて作品を描かざるを得なかった世代というのが存在し、例えばこの Jan Lebenstein (ヤン・レーベンシュタイン) などもそうなのだろう。もちろん手法的にはシュルレアリスムなどからの影響もあるのだろうが、あるものを描くと必然的に暗鬱にグロテスクに猥雑になってしまったということなのだろう。

Wikipedia
Jan Lebenstein - Demony
Zwoje (The Scrolls) 5 (18), 1999
Zwoje (The Scrolls) 5 (18), 1999
Zwoje (The Scrolls) 4 (17), 1999
Zwoje (The Scrolls) 5 (18), 1999
Jan Lebenstein
Roshkowska Galleries
Polski Dom Aukcyjny 'SZTUKA'
Polski Dom Aukcyjny 'SZTUKA'
Najlepsze obrazy na aukcji w Polsce
Kompas Sztuki - Sztuka polska XX i XXI wieku

Dariusz Skitek


Dariusz Skitek (ダリウシュ・)
1980年5月8日ポーランド中西部に位置するヴィェルコポルスカ県 (Województwo wielkopolskie) のポズナン (Poznań、ポズナニ) 生まれ。
ポーランドのイラストレーター達の中に混ぜても違和感ないかも、とこの流れに入れてみたんだけど、プロフィールを確認してみたらポーランドで活動している生粋のポーランド人だった。違和感を感じないはずだわ。

この作品のタイトルは "worship of the invisible moon"。
なんかチンコ的なもの (いや、紛れもなくチンコなんですけど) が描かれているような気もしなくもないが、気にしないように。

dariusz on deviantART
MySpace

Magda Moskwa


Magda Moskwa (マグダ・モスクヴァ)
1967年にポーランド中部のウッチ県 (Województwo łódzkie) の県都ウッチ (Łódź、ウッジ、ウーチ) 生まれの画家。
オフィシャルサイトで見られる作品数はまだそれほど多くはない。
ポートレート中心。しかし、ただのポートレートのわりにはなんだか奇妙な味がある。

Magdalena Moskwa
Magda Moskwa - malarstwo

Wiktor Sadowski





Wiktor Sadowski (ヴィクトル・サドフスキ)
1956年ポーランド () 北東部のポドラシェ県 (Województwo podlaskie) のシェミャティチェ郡 (Powiat siemiatycki) にある村 (Olendry) 生まれたイラストレーター。
Wieslaw Walkuski (ヴィエスワフ・ヴァウクスキ) と同い年であり、Wieslaw Walkuski と同じく演劇や映画のポスターを数多く描いている。この Wiktor Sadowski (ヴィクトル・サドフスキ) にもグロテスクな作品はあるのだけど、作品の中に暗さを抱えてはいるが、いそれは幻想的な暗さで、陰惨さを感じさせるものはあまり無い。
ポーランドには行ったことがないので、あくまでイメージでしかないんだけど、ドンヨリと暗く沈み込んだ社会という、ポーランドからするとそれは違う、迷惑だといわれても仕方のないイメージを思い浮かべてしまう。ポーランドのイラストレーターにはボクのその貧しいイメージを助長しかねない作品を描く人が多い。

Education:
1981 the Academy of Fine Arts in Warsaw in Tomaszewski's studio.

Wiktor Sadowski posters
Wikipedia
Wiktor Sadowski - Polish Posters Designer
Flickr: Search