Friday, April 17, 2009

Madeline von Foerster




Madeline von Foerster (マデライン・フォン・フォルスター)
サンフランシスコ生まれ。ドイツ、オーストリア、ロシアの流れを汲む家系に生まれ育ち、家庭のそういった文化的背景が自分のアイデンティティの形成に影響を与えたとのこと。
ドイツのマンハイム (Mannheim) にあるアートスクールに通った後、サンフランシスコのカリフォルニア美術工芸大学 (California College of the Arts and Crafts、現在のカリフォルニア芸術大学 (California College of the Arts)) へ進学。

近頃はどんなものからインスピレーションを得ているのか?という問いには、

絞るのが難しいなあ、とこぼしつつ、15世紀にフランドルで活躍した巨匠のすべてとまず答えている。つまり、ファン・アイクに始まり、ハンス・メムリンク、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン (Rogier van der Weyden)、ヒューホー・ファン・デル・フース (Hugo van der Goes )、ヒエロニムス・ボス (Hieronymus Bosch) といった芸術家たちのことである。そして、ピーテル・ブリューゲル (Pieter Bruegel de Oude)、アルブレヒト・デューラー (Albrecht Dürer)、マティアス・グリューネヴァルト(Matthias Grünewald) といった名前を挙げていき、all of the alchemical illustrators と続くのだけど、ほとんどの場合匿名であったとされる、この alchemical illustrators がどういった人たちのことを指しているのかが不明。こうした15、16世紀の芸術家の名前を挙げてた後、不意にある特定のシュルレアリストに対しても愛着があるとして、レオノール・フィニ (Leonor Fini)、レメディオス・バロ (Remedios Varo)、レオノーラ・キャリントン (Leonora Carrington、レオノーラ・カリントン)、ハンス・ベルメール (Hans Bellmer)、そしてウイーン幻想派のエルンスト・フックス (Ernst Fuchs) の名前を挙げている。

Phantasmaphile の Pam がキュレーターを務めた展示会 Fata Morgana に参加していたアーティスト。この方は結構前から作品を知っていて、そのうちポストしようと思いつつ、いつもの様に長期間放置した状態だった。だからいい機会ではあったのだけど、インタビュのまとめが間に合わず、次のポストにまわそうと思い、そのまんま忘れていた。今更ではあるがポストしておく。


Madeline von Foerster

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